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Japanese Online Newsletter Vol. 228 「ご苦労さま」は、目下に使う言葉 敬語(「ごくろうさま」は、めしたにつかうことば けいご)

「ご苦労(くろう)さま」という言葉(ことば)は、日本語(にほんご)の中(なか)で労(ろう)をねぎらうための表現(ひょうげん)ですが、目上(めうえ)の人(ひと)や同僚(どうりょう)に対(たい)して使(つか)うべきではなく、主(おも)に目下(めした)の人(ひと)や部下(ぶか)に対(たい)して使(つか)う言葉(ことば)とされています。その理由(りゆう)を以下(いか)に説明(せつめい)します。理由(りゆう)と説明(せつめい)1.敬語(けいご)の階層(かいそう):- 日本語(にほんご)には、敬語(けいご)の使用(しよう)に関(かん)して厳密(げんみつ)なルールがあります。敬語(けいご)は、相手(あいて)との関係性(かんけいせい)(上下(じょうげ)関係(かんけい)や親(した)しさなど)によって使(つか)い分(わ)けられます。「ご苦労(くろう)さま」という表現(ひょうげん)は、上司(じょうし)や先輩(せ...

Japanese Online Newsletter Vol. 227 日本観光 東京・京都・大阪はもう行った(にほんかんこう とうきょう・きょうと・おおさかはもういった)

日本(にほん)に観光(かんこう)に行(い)きたいのだけれど、東京(とうきょう)・京都(きょうと)・大阪(おおさか)はもう行(い)ったから次(つぎ)にどこに行(い)けばよいかという質問(しつもん)をされることがあります。次(つぎ)の候補(こうほ)地(ち)として横浜(よこはま)や奈良(なら)、金沢(かなざわ)、名古屋(なごや)、神戸(こうべ)、福岡(ふくおか)などが考(かんが)えられますが、これらの街(まち)はいずれも東京(とうきょう)・京都(きょうと)・大阪(おおさか)の延長(えんちょう)のような気(き)がして、特(とく)に目立(めだ)った特徴(とくちょう)があるわけではないように思(おも)います。実際(じっさい)にどこに行(い)くかは、何(なに)をしたいかという趣味(しゅみ)によって変(か)わってきます。例(たと)えば、スキーが好(す)きなら冬(ふゆ)の長野(ながの)や北海道(ほっかいどう...

Japanese Online Newsletter Vol. 226 日本語の発音はひらがなやカタカナで覚えよう(にほんごのはつおんはひらがなやカタカナでおぼえよう)

ローマ字(じ)で日本語(にほんご)の発音(はつおん)を覚(おぼ)えると Konnichiha を「こにちわ」と呼(よ)んでしまって「こんにちは」にはならないような問題(もんだい)が出(で)てきます。このように、ローマ字(じ)表記(ひょうき)では正確(せいかく)な発音(はつおん)を学(まな)ぶのが難(むずか)しい場合(ばあい)があります。特(とく)に、日本語(にほんご)にはローマ字(じ)で表現(ひょうげん)しきれない音(おと)やイントネーションがあります。例(たと)えば、「つ」を「tsu」と書(か)いても、日本語(にほんご)の「つ」の音(おと)を正確(せいかく)に表現(ひょうげん)するのは難(むずか)しいです。また、「らりるれろ」の音(おと)も、英語(えいご)の「r」や「l」の音(おと)とは異(こと)なるため、ローマ字(じ)では正確(せいかく)に発音(はつおん)を伝(つた)えられません。さら...

Japanese Online Newsletter Vol. 225 日本に持ち込めないもの(にほんにもちこめないもの)

今日(きょう)は、日本(にほん)への持(も)ち込(こ)みが禁止(きんし)されている物品(ぶっぴん)をご紹介(しょうかい)いたします。 1. 生物(せいぶつ)由来(ゆらい)の製品(せいひん): 例(たと)えば、生肉(せいにく)や生魚(せいぎょ)、植物(しょくぶつ)、果物(くだもの)などは、感染症(かんせんしょう)や害虫(がいちゅう)の持(も)ち込(こ)みを防(ふせ)ぐために制限(せいげん)されています。また、調理(ちょうり)されていても肉類(にくるい)(ビーフジャーキー、ソーセージ、ハム、プロセスチーズ以外(いがい)のチーズ等(など))は持(も)ち込(こ)むことはできません。 2. 薬物(やくぶつ): 日本(にほん)の厳格(げんかく)な薬事法(やくじほう)により、一部(いちぶ)の薬物(やくぶつ)は持(も)ち込(こ)みが禁止(きんし)されています。特(とく)に、麻薬(まやく)や覚(かく)せい剤...

Japanese Online Newsletter Vol. 224 日本の履歴書(にほんのりれきしょ)

仕事(しごと)を探(さが)す場合(ばあい)、どこの国(くに)でも同(おな)じですが履歴書(りれきしょ)が必要(ひつよう)になります。アメリカでは、学歴(がくれき)、職歴(しょくれき)、スキルなどを書(か)いてレジュメを作(つく)ります。日本(にほん)ではレジュメではなく、履歴書(りれきしょ)を作成(さくせい)します。今日(きょう)は日本(にほん)の履歴書(りれきしょ)の書(か)き方(かた)を見(み)てみましょう。日本(にほん)で使(つか)われる履歴書(りれきしょ)は、フリーフォームではありません。履歴書(りれきしょ)というフォームが文具店(ぶんぐてん)などで売(う)られています。最近(さいきん)はパソコンのテンプレートにも履歴書(りれきしょ)がありますし、インターネットでも履歴書(りれきしょ)のフォームをダウンロードすることもできます。昔(むかし)は、履歴書(りれきしょ)は手書(てが)きと...

Japanese Online Newsletter Vol. 223 コンビニは使わない(コンビニはつかわない)

日本(にほん)のコンビニエンスストアは言(い)うまでもなく品数(しなかず)も多(おお)く、店舗(てんぽ)数(すう)が多(おお)いので便利(べんり)で、まさにコンビニエンスストアです。しかしコンビニに売(う)られている商品(しょうひん)の多(おお)くは定価(ていか)です。ですから決(けっ)して安(やす)いわけではありません。あくまでも便利(べんり)さを売(う)りにしているのです。 日本(にほん)で買(か)い物(もの)をする場合(ばあい)、もし本当(ほんとう)に値段(ねだん)を第一(だいいち)優先(ゆうせん)に考(かんが)えるのであればコンビニではなく、街(まち)のスーパーマーケットに行(い)くべきだと思(おも)います。スーパーマーケットはコンビニより品(しな)数(かず)が多(おお)く、値引(ねび)き商品(しょうひん)も多(おお)いです。特(とく)にスーパーマーケットなどで売(う)られているお...

Japanese Online Newsletter Vol. 222 「は」「を」「が」「も」「に」:助詞の説明(「は」「を」「が」「も」「に」:じょしのせつめい)

それぞれの助詞(じょし)について、具体的(ぐたいてき)な例(れい)を挙(あ)げてご説明(せつめい)します。1. 「は」:- 「猫(ねこ)は可愛(かわい)いです。」 - この文(ぶん)では、「猫(ねこ)」が主題(しゅだい)であり、猫(ねこ)に関(かん)する情報(じょうほう)が強調(きょうちょう)されています。- 「昨日(きのう)は雨(あめ)が降(ふ)りました。」 - ここでは、「昨日(きのう)」が主題(しゅだい)で、その日(ひ)の天候(てんこう)に関(かん)する情報(じょうほう)が述(の)べられています。2. 「を」:- 「リンゴを食(た)べます。」 - この文(ぶん)では、「リンゴ」が動詞(どうし)「食(た)べます」の対象(たいしょう)となっています。- 「本(ほん)を読(よ)みます。」 - ここでは、「本(ほん)」が読(よ)む対象(たいしょう)となっています。3. 「が」:- 「犬(いぬ...

Japanese Online Newsletter Vol. 221 知っておきたい日本のマナー(しっておきたいにほんのマナー)

知(し)っておきたい日本(にほん)のマナー10個(こ)をご紹介(しょうかい)します。(1)日本(にほん)では病院(びょういん)のお見舞(みま)いに「鉢植(はちう)えの花(はな)」を送(おく)ってはいけません「鉢植(はちう)えの花(はな)」には根(ね)があり、その形(かたち)から「寝付(ねつ)く」という表現(ひょうげん)が連想(れんそう)されることがあります。この表現(ひょうげん)は、病人(びょうにん)が床(とこ)に就(つ)くことを指(さ)す言葉(ことば)でもあります。そのため、病院(びょういん)のお見舞(みま)いにおいて、「鉢植(はちう)えの花(はな)」を持参(じさん)することで、病人(びょうにん)の状態(じょうたい)を悪(わる)くしたり、不吉(ふきつ)な気(き)を呼(よ)び込(こ)むとされることがあります。(2)日本(にほん)では、ビジネスの開店祝(かいてんいわ)いに蘭(らん)の鉢(はつ...

Japanese Online Newsletter Vol. 220 江戸時代の時間の呼び方(えどじだいのじかんのよびかた)

現在(げんざい)の我々(われわれ)は当(あ)たり前(まえ)に24時間(じかん)を何時(なんじ)何分(なんぷん)で表(あらわ)していますが、江戸時代(えどじだい)(1603年(ねん)から1868年(ねん))は異(こと)なる言(い)い方(かた)をしていました。いまではこの時間(じかん)の呼(よ)び方(かた)を使(つか)うことは殆(ほとん)どありませんが、江戸時代(えどじだい)をベースにしたアニメや映画(えいが)、テレビ番組(ばんぐみ)では頻繁(ひんぱん)に使(つか)われますので紹介(しょうかい)させていただきます。江戸時代(えどじだい)の時間(じかん)は、午前(ごぜん)・午後(ごご)を12等分(とうぶん)した12刻(こく)(こく)制度(せいど)が一般的(いっぱんてき)でした。各(かく)刻(こく)は2時間(じかん)半(はん)ずつの時間(じかん)を表(あらわ)します。具体的(ぐたいてき)には以下(...

Japanese Online Newsletter Vol. 219 日本の旧暦(にほんのきゅうれき)

昔(むかし)の日本(にほん)では、1月(がつ)から12月(がつ)までの月(つき)の呼(よ)び方(かた)は次(つぎ)のようになっていました。 1月(がつ):睦月(むつき)(むつき) 2月(がつ):如月(きさらぎ)(きさらぎ) 3月(がつ):弥生(やよい)(やよい) 4月(がつ):卯月(うづき)(うづき) 5月(がつ):皐月(さつき)(さつき) 6月(がつ):水無月(みなづき)(みなづき) 7月(がつ):文月(ふみづき)(ふみづき) 8月(がつ):葉月(はづき)(はづき) 9月(がつ):長月(ながつき)(ながつき) 10月(がつ):神無月(かんなづき)(かんなづき) 11月(がつ):霜月(しもつき)(しもつき) 12月(がつ):師走(しわす)(しわす) これらの月(つき)の呼(よ)び方(かた)は、季節(きせつ)や自然(しぜん)現象(げんしょう)、行事(ぎょうじ)などに関連(かんれん)したものが...

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